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TSUNAGU craft 私たちのミッション

「ミルクガラス」という言葉をご存知でしょうか。1900年代中頃にアメリカで製造されていたテーブルウエアの一種で、有名なものにはヴィンテージ雑貨として知られる〔Fire-King〕のマグカップがあります。当時は多くの工場で大量に製造されていたミルクガラス製品ですが、他の便利な素材に取って代わられ、現在では多くのファンを持ちながらも、ハンドメイドのミルクガラスは世界的にも稀少なものになりました。
そんなミルクガラスを日本のものづくりの現場からお届けすること、さまざまな職人技の粋とクリエイティブの力を集結し、新しい価値を生み出すこと。それこそが、私たちTsunagu Craft,Inc.のミッションです。

HISTORY 歴史と伝統をつなぐ

ミルクガラスとの出会いは、アメリカの親戚宅で、戸棚の奥で眠っていたFire-Kingのマグを見つけたことでした。たちまち夢中になり、帰国後は専門のショップを開くことに。そしてミルクガラスを知るほどに、その稀少性や製造の難しさを知るようになりました。今、日本でミルクガラスを製造できる工場はわずか数軒。どうにか造り続ける体制を整えることができないだろうか……。そんな願いを抱き、オリジナルプリントのミルクガラスマグという事業をスタートしました。

CRAFT クラフトシップをつなぐ

Tsunagu Craft,Inc.の製品は、東北のガラス工場で製造し、デザインのプリントは美濃焼のふるさと、岐阜県の土岐市の製陶工場で行っています。なぜガラス製品を陶器の産地で? と驚かれることもありますが、異なる技術をかけ合わせることこそ、Tsunagu Craft,Inc.の存在意義です。日本には、鉄、ガラス、陶器、織物etc… 数え切れないほどの伝統工芸が各地に点在しています。これらの個性的な伝統工芸の技術やスピリッツを余さず注ぎ込んだミルクガラスが、私たちの代名詞。素材を超えたコラボレーションには、きっと新しい価値が生まれると信じています。

TECHNIQUE 技術と誇りをつなぐ

長年ガラスや陶器と向き合ってきた頑固な職人たちと、ときにはぶつかり合いながら良いものを造ることはもちろん、受け継がれてきた技術を若い世代へ手渡すことも、私たちの使命のひとつだと考えています。ですから、Tsunagu Craft,Inc.では、工程に携わるすべての職人に、どんな企業やブランドからの依頼であるか、何を求められているかを丹念に説明することから製造を始めます。自分の仕事を理解し、誇りを持って働いてもらう。そして、日本のものづくりを担う人材を少しでも増やしていく。その先の未来には、どんな面白いプロダクトが生まれるだろう? 私たちは、未来を夢みてミルクガラスを造り続けます。